2024年の健康食品業界、まるでジェットコースター!——2025年はどこへ向かうのか?
健康食品業界の2024年は、まるでスリル満点のアトラクション。
「紅麹問題」という名の急降下に、「機能性表示食品の大改正」というループ、そして「染小論文」のスピン(※文字通りのスピンではなく“情報の歪曲”を指摘したもの)。息つく間もなく激動の一年でした。
そんな2024年を振り返り、2025年以降の展望を語るべく、WNG(ウェルネスニュースグループ)の記者たちが座談会を開催。ここでは、その一部をわかりやすくまとめました。

「染小論文」が業界をザワつかせたワケ
記者Bが「強烈なインパクトだった」と語るのが、「染小(そめこ)論文」。これは、一部の機能性表示食品の臨床試験や広告に「スピン(情報の歪曲)」があると指摘した論文です。
しかし、記者Aは「具体的にどこが問題なのかよく分からなかった」と困惑。確かに、「ここがアウト」と明示されていないと、業界側も改善のしようがありません。一方、記者Cは「結果と結論の不一致を示した意義は大きい」と評価。実際、論文の影響でスピンを指摘された企業がウェブページをこっそり修正するなど、業界の動揺ぶりがうかがえました。
2022年からの激動の流れ——すべてはつながっている?
「そう言われると、全部がつながっている気がしてきた」とAが語るように、過去数年の出来事を振り返ると、ひとつの流れが見えてきます。
• 2022年3月:「認知機能」をうたう機能性表示食品の広告に対し、一斉行政指導(115社・131商品が対象)
• 2022年夏:日経クロステックが機能性表示食品の科学的根拠を疑問視する記事を掲載
• 2023年3月:「有意差保証プラン」炎上事件(某CROが「効果が出るデータをお約束」と謳い大問題に)
• 2023年6月:機能性表示食品の科学的根拠が景品表示法違反とされ、初の措置命令が下る
• 2024年2月:「染小論文」がスピン問題を指摘
• 2024年3月:紅麹サプリ健康被害問題が発覚し、機能性表示食品制度の大改正へ
まるで連鎖反応のように、ひとつの問題が次の大きな動きへとつながっていきました。
2025年、業界はどこへ向かう?
これだけの出来事を経た今、健康食品業界はどこへ向かうのでしょうか? 記者Cは「いずれ科学的根拠の話に立ち返ることになる」と予想。確かに、「本当にその機能性、信じていいの?」 という問いは、今後さらに厳しく問われることになりそうです。
また、消費者の意識も変化しており、「なんとなく良さそう」では通用しなくなっています。これからは、
✅ 確かなエビデンス(論文の透明性向上)
✅ 誤解を招かない広告(表現の適正化)
✅ 安全性の確保(原料管理の徹底)
の3点が、業界の信頼回復のカギとなるでしょう。
まとめ
2025年、健康食品業界は「信頼」という名のジェットコースターを再び上昇させることができるのか? それとも、また別の問題が発生して急降下するのか……。引き続き、目が離せません!